早めに抜け出した歴戦の古豪サンパギータを
新星アミュスダットが懸命に追い
新旧世代の2頭による一騎打ちに。
激しい叩き合いの末にわずかにアミュスダットが抜け出し
見事予選C組トップ通過!
ジャングルポケットとテイエムオペラオーの一騎打ちとなった
ジャパンカップを見ているようでした。では、レースを簡単に振り返ります。
序盤はクアドサンライズの独壇場。
スタート直後はややもたついたものの
初代王者ブロークンアイズをも凌ぐと言われる圧倒的な身体能力で
途中からは他の逃げ馬を圧倒。
10RではWBC史上最速ラップを刻むなど
順調そのものに見えましたが・・・。
後方勢はこの辺りはまだまだ団子状態になっています。
迎えた第3コーナー。
まず前回大会同様ここで差し馬チウが捲り始めます。
ここが勝負どころと見たWBC初参戦のサンパギータは
チウを追うようにスパート開始。
本命と目されたサンパギータの仕掛けでレース全体が動き始め、
エアモニ、そして勝ったアミュスダットも続き、
この追込勢が最初に仕掛けたチウ、逃げ馬を次々と捕らえていきます。
そして、直線。
二の脚が期待されたクアドサンライズが
序盤で飛ばしすぎたのか全く伸びず失速し
追込3頭の争いに。
一時はサンパギータが抜け出しかけましたが、
坂を超えた辺りからアミュスダットが強襲!
激しい叩き合いになりますが、
追いかけるアミュスダットの勢いが上回りました。
そして、わずかに2頭には離されましたがエアモニが3位に。
4角での勢いの違いで追込勢に水を開けられたチウは
直線でかなりの脚を使って追い上げましたが
前が止まらず4位止まり。
5番手以降は展開が向かず
かなり離されてしまいました。
SPがないとやはりこの舞台は厳しいのでしょうか・・・。
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