逃げ馬アミュスレイザーが
強敵クアドラップルを差し返し見事予選A組トップ!
休養中の初代ブロークンアイズと比べると
破壊力では劣るものの、安定感はこちらが上という印象です。一方、一度はアミュスレイザーを捕らえながら
そこから思うように伸びきれず
差し返されてしまったクアドラップルとナッチノソツギョウ。
そもそもこの予選A組は
他の組と比べると全体的に
後方勢の直線(=東京芝2000m)のptがいまいちでした。
これは強力逃げ馬の作るハイペースで後続の切れ味が消された
(つまり、アミュスレイザーとヒージャーラッシュの両逃げ馬が
いずれも直線(=東京芝2000m)でかなりのptを稼いでいた)
ということでしょう。
決勝では果たして切れ味が活かせる展開になるのでしょうか?
では、レースを簡単に振り返りましょう。
スタートで出遅れたヒージャーラッシュに対し
絶好のスタートを切ったアミュスレイザーがリードを奪い
第2コーナーを通過しました。
一方後方勢は第1コーナーまでは団子状態でしたが、
ここから能力の違いでナッチノソツギョウ、クアドラップルが自然と前へ。
差し馬スパイロバスタードとしては
本来はここでこの追込2頭よりも前につけたかったところでしょう。
そして、逃げ馬が加速することも可能になった新装第3コーナーで
アミュスレイザーがここでもじわりと加速。
後方勢は差し馬スパイロバスタードが
ここで追込馬2頭に離されてはイカン
ということでスパート開始。
少しずつ差を詰めていきます。
そのクアドラップル、ナッチノソツギョウも
楽に逃げているアミュスレイザーをそろそろ捕らえねばと
第4コーナー半ばからスパート開始し、
迫るスパイロバスタードを引き離します。
後続はこの時点で前のハイペースについていけず。
直線に入ってからはアミュスレイザーが一時的に失速し
クアドラップル、ナッチノソツギョウに先頭を譲りますが、
今になって考えてみればこれは脚を貯めていたのか?
もはや直線半ばで予選A組トップ争いが
クアドラップル、ナッチノソツギョウに絞られたと思われた瞬間、
アミュスレイザーが再加速開始。
既にばてかけていたナッチノソツギョウを並ぶ間もなく交わし、
粘るクアドラップルを何とか引き離したところがゴールでした。
また、ナッチノソツギョウの失速で
実は一瞬際どくなりかけていた
予選通過ラインの3着争いでしたが、
予選通過が視界に入ったスパイロバスタードが
スピイレ&イレ込み&塩飛びの離れ業で自滅。
らすと2レースで爆発していれば
逆転可能だったのですが・・・。
その他予選敗退組では
高バランス馬ヒラキングデーモンの不振が目立ちました。
直線ではこの馬らしい強靭な末脚を繰り出したものの
道中で全くレースの流れに乗れなかったのが痛すぎました。
SP的にこの条件が合わなかったのか
それとも1番人気の影響だったのでしょうか・・・?
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