第2回WBC決勝最終結果

 

なんとブロークンアイズはいまだに現れず。
まさかあの絶望的な位置取りから
優勝争いに加わっていたとは・・・。
恐るべき王者の底力!
これで優勝争いは逃げ馬ブロークンアイズと
差し馬トデスシュトラフェの一騎打ち
大逆転で王者の連覇か!?
それとも新王者が誕生したのか!?


各馬の最終的な位置取りの推移

 

決勝回顧
まさに計算通りの勝利とはこういうことを言うのでしょう。
前回大会で決勝に2頭を送り込みながら
フォアシュテルング5着、トデスシュトラフェ8着と
苦い結果に終わったJohannes師は、
今大会では強力なペースメーカーとしてシュピリティスムスを投入、
そして前回大会で上位に入ったフォアシュテルングではなく、
敢えて前回決勝で不発に終わった
差し馬トデスシュトラフェを本命馬として
名手ロバーツを鞍上に迎えるという大胆な采配。
結果的にこの采配がズバリ嵌ったと言えるでしょう。

なお、優勝馬トデスシュトラフェは二代目WBC64王者として
第3回大会では決勝の前回王者シード枠に
自動的にエントリーされます(Ver.変更は可能)。
(もちろんオーナーの都合もありますので出場辞退も可能です。
辞退される場合はご連絡くださいm(_ _)m)

では、スタートから振り返ってみましょう。
注目されたブロークンアイズのスタートダッシュは完璧でした。
第1コーナーまでは気持ちよく走っていたように見えたのですが、
第2コーナー付近で課題の折り合いの不安が出て失速。
マイペースで追走していたイケレオに先頭を譲ります。
後方グループは差しに転向したナッチノソツギョウが
目論見通り予選とは一転して好位をキープ。
3着に入ったバールイプシロンも絶好の位置取り。
優勝したトデスシュトラフェはこの辺りでは出遅れ気味でしたが、
今になって思えばこれはハイペースと見た
ロバーツの好判断だったのか?

レースの動き始めた第3コーナー。
最初に仕掛けたのはナッチノソツギョウ。
予選ではここで強烈な捲りを見せたチウを
名手デザートが厳しくマークし馬群に押し込めて行き先を失わせつつ
自らも一気にスパート開始。
しかし、優勝したトデスシュトラフェもロバーツの豪腕に導かれ
じわりじわりとポジションアップし、
第4コーナーにかけてナッチノソツギョウをぴったり追走。
ナッチノソツギョウはこの後方からのプレッシャーによって
じわりじわりとSTを消耗して
それが原因で直線で伸びを欠いたのかもしれません。
バールイプシロンら追込勢もこの辺りでは
なかなかいい位置取りに見えました。
チウはこの辺りで馬群に揉まれて
馬自身がもう走るのを嫌がってるようにも見えます。
逃げ馬はもう一杯一杯で次々と馬群に飲み込まれていきます。
特に真っ先に馬群に飲み込まれたブロークンアイズには
もう力が残っていないようにこの時点では見えました・・・。

いよいよ直線。
既に手応えが怪しくなりつつあったナッチノソツギョウを
トデスシュトラフェがあっさり捕らえ先頭に。
手応えも抜群で優勝へ視界良好。
追込勢も懸命に走っているものの
先頭をいくトデスシュトラフェの脚色は鈍らず
なかなかその差は詰まりません。
そんな中、馬群をこじ開けて伸びてきたのが
なんと沈んだと思われたブロークンアイズ。
ただ1頭異次元の脚色で次々と前をいく馬を捕らえていき、
トデスシュトラフェに迫ります。
しかし、トデスシュトラフェにはまだ余力が残っていた!
ロバーツのムチに応えもう一伸びし
ブロークンアイズを振り切ったところでゴール!

ロスなくスムーズなレースを見せたバールイプシロンが3着。
ナッチノソツギョウとヒージャーカフカによる際どい4着争いは
結局写真判定の末に同着。

こうやって改めて振り返ってみても
勝ったトデスシュトラフェがいかに素晴らしいレース運びを
していたのかがよく分かりますね。
次回大会でも連覇を目指して頑張って欲しいところです。
初代王者の底力を最後の最後で見せてくれた
ブロークンアイズの巻き返しにも注目が集まります。
現時点では次回いつ開催できるのかはっきり分かりませんが、
都合が合えばGW中ということになると思われます。

最後になりますがご参加いただいた皆さん
本当にありがとうございました。

ではまた次回大会でお会いしましょう。

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